第62回川崎記念(JpnI) 1月30日(水)川崎競馬 第11R 16時10分発走 サラ4歳以上 地方・中央選定馬 定量 左回り2100m ※クリックすると前3走の柱が別ウインドウで開きます。
伝統のレース川崎記念。昨年はダート界を牽引してきたスマートファルコン、フリオーソ、トランセンドが引退し勢力図に大きな変化があった。毎年ドバイ、そしてフェブラリーSなど大舞台へ向けての重要なレースだが、今回はやや小粒な印象を受けるメンバー構成。その中で実績、実力ともトップのワンダーアキュート、そして3歳だったが昨年の東京大賞典でワンダーアキュートに先着したハタノヴァンクール。この2頭がレースの中心になりそうだ。また中央勢と真っ向勝負し南関東を守ってきたフリオーソが引退した今、地方からのニュースターの誕生も早急に求められる。色々な意味で興味深い一戦となりそうだ。小細工なしの2100mで熱戦を期待したい。 ■ダート界トップの座を確立へ ワンダーアキュート ▼昨年秋は休養明けGI級を3戦して〔1.1.1.0〕と文句なしの成績。約半年振りのJBCクラシックでは久々で21キロ減という不安をものともせず2着に1秒差をつける大楽勝でGI級初勝利、前走東京大賞典は3着だったが直線接触する不利がありながらも0.1差と地力を見せた。以前に比べると精神的にタフになったイメージが強く、現役のダート路線をトップクラスで牽引していく存在と言っていいだろう。川崎記念と同条件のJBC圧勝も心強く、今回は軸になるのは間違いなし。 |
■飛躍の年へ ハタノヴァンクール ▼JDD快勝の後の復帰2戦はひと息の競馬が続いたが、前走の東京大賞典では最内から直線はグイグイ伸びて差しきる勢いの2着。古馬に通用する力を見せ、今年の活躍が楽しみになったハタノヴァンクール。テンに行けないが、終いの脚は確実で距離も大丈夫。今回は初めての左回りになるが、それさえこなせばここも好勝負になる。 |
■先行力を生かして タカオノボル ▼前走の内容に物足りなさはあるが、レパードS・佐賀記念2着と重賞好走歴のあるタカオノボル。久々の勝利となった初夢賞の2着は先日TCK女王盃楽勝のメーデイアで、今回のメンバーなら好走の可能性は十分。前々で運んでしぶとさ全開。 |
■力をつけている グラッツィア ▼昨年は夏競馬で力をつけ、みやこSではローマンレジェンドと0.3差と健闘したグラッツィア。コースは違うが、左回り2100mのブラジルカップで2着と距離適性は魅力。成長力ある血統で、まだ17戦と伸びシロがあるだけに初GI級でどこまで頑張れるか。 |
■古豪も復活なるか クリールパッション ▼2010年にエルムSを勝って以降勝ち星なく、やや物足りない競馬が続いているクリールパッション。重賞レースの経験は豊富だが今回は休養明けだけに割引が必要か。 |
■他の地方勢 ▼7歳になったカキツバタロイヤルだが、前走は上位2頭より1キロ重い斤量だったが後方から最速の上がりで3着とまだまだ健在のレースぶり。安定感ある末脚は魅力だし、今回のメンバーなら上位に食い込む可能性も十分考えられる。 |
市川 俊吾 Shungo Ichikawa [大井トラックマン]大井取材ノート担当 競馬をクールに語る若者は増えてきたが、そういう風の向きとは正反対。常に熱く、のめり込むほどの競馬優先の生活が楽しくて仕方がない。馬券は誰も思いつかない穴馬を思い切り狙う直球勝負。久々に熱を感じる存在だ。プロスポーツでは野球、楽天の大ファン。日刊競馬POGの放談Iとは彼のこと! |
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