第15回ジャパンダートダービー(JpnI) 7月10日(水)大井競馬 第11R 20時10分発走 サラ3歳 地方・中央選定馬 定量 右回り2000m ※7月6日現在の想定メンバー ※クリックすると前3走の柱が別ウインドウで開きます。
まだ帝王賞の余韻が残る中、今年も3歳ダート路線のビッグレース第15回ジャパンダートダービーが行われる。これまで毎年地方・中央の実力馬が大井2000mに終結し、真っ向勝負を繰り広げてきた。過去の勝ち馬のその後を見ても、出世レースであることは間違いなく、このレースが一流馬への登竜門といっても過言ではない。 中央馬の中心は、抜群の安定感を誇り連勝で勢いに乗るクリソライト、そしてこちらも2着を外しておらず前走では古馬相手に完勝し、クリソライトにリベンジを図るエーシンゴールド。ユニコーンS勝ち馬のベストウォーリアの3頭は人気の中心になりそうだ。 南関東所属馬もクラシックを沸かした馬達が揃って出場。京浜盃、羽田盃、東京ダービーと今年は全て勝ち馬が異なったように、力が拮抗しており混戦の年だった。それぞれ個性的だが能力は秘めており、中央馬相手にも見劣りしない実力馬揃いだ。南関東を背負って立つスター誕生が待ち遠しい。3歳ダート最強馬を目指して、熱い戦いが今、幕を開ける。 ■抜群の安定感、更なる高みへ クリソライト ▼8戦3勝2着5回と連対パーフェクトのクリソライト。2着のレースも全て0.2秒差以内と展開、コース、馬場不問の実力馬だ。未勝利勝ち後4戦連続2着と惜しいレースが続いたが、近2走で連勝と勝ち癖がついてきたし、前走の出世レース昇竜Sでは一頭だけ違う脚いろで余裕の差し切り勝ちと着差以上の完勝劇。勢いに乗って一気に頂点に立つ。 |
■叩いて上昇 ケイアイレオーネ ▼2歳時に2着に5馬身差をつける圧勝と3連勝で兵庫ジュニアグランプリを制したケイアイレオーネ。その後ユニコーンS、そしてドバイのUAEダービーでは見せ場なく敗れたが、ひと息後の前走ユニコーンSでは道中後方から徐々に進出し、4角では先頭に並びかける強気の競馬で3着に粘りこみ、復調を感じた一戦。ホッコータルマエで帝王賞を勝った幸・西浦コンビも注目。 |
■距離克服で変わり身狙う チャーリーブレイヴ ▼ダート替わりの未勝利戦から3連勝でヒヤシンスSを勝利したチャーリーブレイヴ。ヒヤシンスSでは後の重賞勝ち馬コパノリッキーなど強敵相手に差し切り勝ちと能力の高さを示した。久々で14キロ増の前走は人気を裏切ったが、一度使ったことで良化があれば見限れない一頭。鞍上岩田J魅力。 |
■重賞制覇で勢いに乗る ベストウォーリア ▼ユニコーンSでは力強い伸びで初重賞制覇を飾ったベストウォーリア。2戦目のポインセチア賞以外は連を外しておらず、こちらも光る安定感。レース巧者で追ってからも終いは確か。重賞連勝でJDD制覇なるか楽しみだ。力強い末脚は地方の馬場も合いそうで鞍上も大井を知り尽くした戸崎J。 |
■古馬撃破、力をつけている エーシンゴールド ▼デビュー以来5戦3勝2着2回とこちらも完璧な成績を誇るエーシンゴールド。昇竜Sではクリソライトの末脚に屈したが、3着には4馬身差をつけているし、前走は古馬相手の1000万条件を好位から楽に抜け出し快勝。一貫して右回りを使われているパワータイプで大井の2000mもイメージに合う。 |
■地力は確か アルムダプタ ▼北海道2歳優駿ではカイカヨソウ、アウトジェネラル、ジェネラルグラントと今年の南関クラシック上位馬相手を差し切ったアルムダプタ。しかし、以降は成績冴えずなかなか調子を取り戻せていない。距離延長と地方のダートが刺激になれば。 |
■ダービー馬の意地を見せたい インサイドザパーク ▼今年の南関東クラシック戦線は毎回勝ち馬が変わる混戦だった。その中で東京ダービーを勝利したのは船橋デビューの生粋の南関生え抜きインサイドザパーク。道中は中団で脚を溜め直線は持ち味の長くいい脚を駆使し会心の差し切り勝ち。大崩れしないし、ヒヤシンスS8着時よりも力をつけているはずで、中央の強豪相手に南関ダービー馬の力を見せたい。 |
■巻き返し狙う アウトジェネラル ▼東京ダービーでは1番人気だったが、まさかの6着に沈んだアウトジェネラル。スタートで躓き道中もリズムに乗れず、終始アウトジェネラルらしさが見られなかった。羽田盃では2着に4馬身差をつけ1.52.8で好時計勝ちしたようにトップクラスの実力馬なのは確か。前走だけでは見限れない。 |
■復権に向け虎視眈々 ジェネラルグラント ▼あと一歩のところで東京ダービー制覇とはならなかったが、羽田盃からの巻き返しとなったジェネラルグラント。東京ダービーの開催は内目がやや伸びを欠く馬場で最後はその差も大きかったか。京浜盃の勝ちっぷりからインサイドザパーク、アウトジェネラルとの力差はなく、強敵相手に南関東の実力を見せつけてほしい。 |
■地元の雄 ソルテ ▼南関クラシック戦線では大崩れせず常に見せ場以上の競馬を続けているソルテ。高い能力と、センスあふれるレース運びはここでも通用するはず。地元デビューの生え抜きで、強敵相手に一戦ごとに力をつけてきた。大井で大きな戴冠を狙う。 |
市川 俊吾 Shungo Ichikawa [大井トラックマン]大井取材ノート担当 競馬をクールに語る若者は増えてきたが、そういう風の向きとは正反対。常に熱く、のめり込むほどの競馬優先の生活が楽しくて仕方がない。馬券は誰も思いつかない穴馬を思い切り狙う直球勝負。久々に熱を感じる存在だ。プロスポーツでは野球、楽天の大ファン。日刊競馬POGの放談Iとは彼のこと! |
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