第59回東京大賞典(GI) 12月29日(日)大井競馬 第10R 16時30分発走 サラ3歳以上 地方・中央選定馬 定量 右回り2000m  ※クリックすると前3走の柱が別ウインドウで開きます。 今年ももう東京大賞典かと思うほど一年は早い。競馬に携わっていると本当に365日あっという間に過ぎていく。 その瞬間でしか味わえない興奮と、感動、歓喜。2013年も忘れられない一年となり、競馬史の一ページに刻まれていくだろう。 2013年の南関東古馬勢はフリオーソ、ボンネビルレコードが引退して以降、中距離路線が手薄で中央勢に独占されているが、短距離路線では大井デビュー生粋の生え抜きセイントメモリーが交流重賞制覇の快挙もあり来年も重賞路線を賑わせてくれそうだ。近年ダート路線は非常に層が厚く中央勢の牙城を崩すのは容易ではないが、来年は新星登場が待ち望まれる。 中央競馬最後のビッグレース有馬記念ではオルフェーブルが8馬身差の圧勝で見事ラストレースを締めくくった。今年は頭数も少なくやや寂しい大賞典の感もあるが、有馬記念に負けない盛り上がりを期待したいし、一年の総決算だけに盛り上がるのは間違いない。冬の寒さを吹き飛ばす熱い戦いが今から楽しみだ。 ■再び頂点へ ワンダーアキュート ▼人気こそ6番人気と落としていたが、ここ数戦の先行策とは一転した後方からの最速の上がりを駆使して勝ち馬に肉薄したワンダーアキュート。直線の豪快な伸び脚から年齢の衰えも感じず、ここでも中心視できる。東京大賞典は過去3回挑戦して2着が最高着順。4度目で初めての東京大賞典制覇となるか、今年輝いた鞍上武豊J共々注目。 |
■4つ目の戴冠目指して、巻き返す ホッコータルマエ ▼怒涛の重賞5連勝でかしわ記念、帝王賞を制覇。今年一気にダート界の頂点に上り詰めたホッコータルマエ。秋にはJBCクラシックのタイトルも手中に収めその座を盤石とし、JCDに挑んだが新星ペルシャザールの3着と敗れてしまった。ただ上位2頭は差してきたし、先行し最後まで粘った内容を考えても悲観することはない。 来年に向け負けられない一戦だ。 |
■上積み大きく上昇カーブ ニホンピロアワーズ ▼前走のJCDは6月の帝王賞以来の一戦。5着に敗れたが強気の競馬で見せ場を作り、さすがの底力を見せたニホンピロアワーズ。今年も抜群の安定感で、帝王賞ではホッコータルマエの1馬身差の2着と好走。ひと叩きしての上積みは大きく前走以上の状態は明らか。ホッコータルマエに帝王賞の雪辱を果たし一年を締めくくる。 |
■JDD勝ちの舞台で巻き返す ローマンレジェンド ▼ゴール前での激しい叩きあいを制し昨年の東京大賞典を制したローマンレジェンド。2013年の更なる飛躍が期待されたが、今年は未勝利で3着2回が最高と本来の輝きが見られない。前走も精彩を欠くレースぶりで初めての二桁の大敗。今回どう立て直してくるかがポイントとなる。秋3戦目でセオリー通りなら一変しても驚かない。連覇を目指して闘志が戻るかがカギだ。 |
■大舞台で、経験を積みたい サトノプリンシパル ▼サトノプリンシパルはレパードS2着以後古馬の壁が厚く結果がでていないが、まだこれから力をつけていく3歳馬。ダートトップクラスに挑戦の今回は流石に厳しいと思うが、今後に向けいい経験になるのは確か。思い切った競馬でぶつかっていきたい。 |
■地元の意地を見せたい プレティオラス ▼人気こそなかったが後方から目の覚めるような末脚で昨年の東京ダービーを制したプレティオラス。 その後勝ち星から遠ざかっていたが、8月のオーガスト賞で久々の勝利をあげると、東京記念でも別次元の伸び脚で快勝とダービー馬が再び軌道に乗ってきた。大井の外回り2000Mはプレティオラスにとって絶好の舞台。 相手は強いが南関東所属の意地を見せたい。 |
市川 俊吾 Shungo Ichikawa [大井トラックマン]大井取材ノート担当 競馬をクールに語る若者は増えてきたが、そういう風の向きとは正反対。常に熱く、のめり込むほどの競馬優先の生活が楽しくて仕方がない。馬券は誰も思いつかない穴馬を思い切り狙う直球勝負。久々に熱を感じる存在だ。プロスポーツでは野球、楽天の大ファン。日刊競馬POGの放談Iとは彼のこと! |
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