第60回東京ダービー(SI) 6月4日(水)大井競馬 第11R 20時10分発走 サラ3歳オープン 定量 右回り2000m ※6月1日現在の想定メンバー ※クリックすると前3走の柱(PDFファイル)が別ウインドウで開きます。
アジュディミツオー、ボンネビルレコード、フリオーソ。南関東、そして地方競馬を引っ張ってきた大物達の引退後、待ちに待った新たなるスター誕生の瞬間。ここまで圧倒的な強さで連勝を続けるハッピースプリントに大きな注目が集まっている。羽田盃では積極策から堂々と最速の上がりで抜け出し1冠を奪取。京浜盃で0.3秒差だった着差も1秒に開き、2冠制覇に大きく前進。南関東にとどまらず中央、世界へと夢が広がる絶対能力。東京ダービーも中心視は間違いなし。ただ他も黙ってはいない。羽田盃の雪辱を期すべく精鋭が揃った。小細工なしの真っ向勝負の舞台。熱い戦いが今から待ち遠しい。 ■絶対王者へ邁進 ハッピースプリント ▼大井に移籍後2戦は規格外の強さでワンサイド勝ち。新たなる地方の怪物登場だ。ただ2歳時には全日本2歳優駿で中央馬相手にも完勝しており、3歳ダート界のトップに君臨といっても過言ではない。それくらいの能力と、その先の夢を抱かせてくれる逸材だ。羽田盃は正攻法の競馬で最速の上がりを繰り出し2着に5馬身差と2冠制覇に向け死角は見つからない。中間も吉原騎手を背にパワフルな動きで好調をアピール。 ダービー制覇へ視界に一点の曇りもなし。 |
■ダービー制覇へ向け、更に加速 ドバイエクスプレス ▼一戦毎着実にキャリアを積み上げ、羽田盃では後方から鋭い伸び脚で2着。勝ち馬から離されはしたが3連勝の実力は本物だった。馬体を見てもまだ伸びシロがありそうだし、雲取賞から間隔があいたことを考えれば上積みは大きいはず。父譲りの末脚でハッピースプリントに再び挑む。 |
■豪脚再び ドラゴンレアル ▼京浜盃はハッピースプリントと0.3差の2着。しかし上がり3F35.8はまさに鬼脚。芝レース並みの末脚を見せた。前走も良く伸びているが、終い一手だけにどうしても展開に左右される面はある。しかし爆発力はハッピースプリントにもひけをとらない。この馬の持ち味をフルに生かさせる大井の外回りで逆転を狙う。 |
■重賞制覇で上昇一途 ワタリキングオー ▼使うごとの充実が著しいワタリキングオー。前々走は8番人気だったが、後続を引き離す好時計勝ち。勢いに乗っての前走は馬群を縫うように勝負強さを見せて重賞制覇と勢いは十分。半兄は東京ダービー2着のブルーヒーロー。兄の雪辱を果たせるか。鞍上の的場文男騎手悲願のダービー制覇なるか。注目の一頭。 |
■安定感抜群 サーモピレー ▼一貫して強敵相手に重賞戦線で崩れることなく好走をしてきたサーモピレー。前走東京湾カップでは待望の重賞制覇となった。全日本2歳優駿では中央馬相手に3着と健闘し、京浜盃でも勝ち馬から0.4差の3着と実力は確か。侮れない一頭。 |
■トライアルを制し、再挑戦 スマイルピース ▼羽田盃では初めての重賞挑戦。3番人気に推されたが6着に敗れた。しかし、次走のダービートライアルでは超スローペースを後方から一気に差し切る強い競馬で、今までとは違う一面を見せたのは収穫だし、すぐ巻き返したのは実力の証。時計短縮がカギになるが、東京ダービーと同条件を経験した強みはある。 |
■女王が、牡馬に挑む スマートバベル ▼紅一点、東京プリンセス賞馬がダービー参戦。新馬戦5着以降は連対を外してなく、前走は一気の相手強化で人気はなかったが好位置で脚をため、内から抜け出す着差以上に強い競馬。牡馬相手にどこまで戦えるか楽しみだ。 |
市川 俊吾 Shungo Ichikawa [大井トラックマン]大井取材ノート担当 競馬をクールに語る若者は増えてきたが、そういう風の向きとは正反対。常に熱く、のめり込むほどの競馬優先の生活が楽しくて仕方がない。馬券は誰も思いつかない穴馬を思い切り狙う直球勝負。久々に熱を感じる存在だ。プロスポーツでは野球、楽天の大ファン。日刊競馬POGの放談Iとは彼のこと! |
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