第37回帝王賞(JpnI) 6月25日(水)大井競馬 第12R 20時10分発走 サラ4歳以上 地方・中央選定馬 定量 右回り2000m ※6月20日現在の想定メンバー ※クリックすると前3走の柱が別ウインドウで開きます。
上半期総決算のビッグレース帝王賞。今年の帝王賞は勢いのある新勢力対実績を積み重ねてきた古豪勢力。見どころが多く、楽しみな1戦になりそうだ。ホッコータルマエは残念ながら離脱したが中央ダート勢の層は厚く、毎年のように世界に挑戦していく姿は今では当たり前のようになっている。地方所属馬も黙ってはいない。南関東2冠馬ハッピースプリントの強烈な強さは地方だけにおさまるものでなく、今後更に夢は広がっていく。このように日本ダート界のレベルは格段と向上しているのは間違いない。ワールドカップに負けないような熱い好レースを期待したい。 ■勢いは止まらない コパノリッキー ▼フェブラリーS、かしわ記念と連勝し一気にダート界のトップクラスまで駆けあがったコパノリッキー。3歳時に兵庫CSを楽勝した後骨折。復帰後2戦はひと息だったが、最低人気で臨んだフェブラリーSは2番手から抜け出すとホッコータルマエ、ベルシャザールを押さえ初GI制覇。続くかしわ記念は今までは違った差す競馬で2着以下を完封と、力を証明するとともに充実一途で飛躍の年。今回の課題は一気の距離延長。これをこなせれば今後さらなる高みを狙える。 |
■惜敗続きに終止符を ワンダーアキュート ▼昨年の日本テレビ盃以降勝ち星から遠ざかっているワンダーアキュートだがジャパンカップダートでベルシャザールとタイム差なしの好走とまだ衰えはない。やや忙しい感のあるマイル戦が続いただけに今回の距離延長はプラス。大井の2000Mは勝ちこそないが2着2回3着2回がある得意舞台。巻き返しをはかる。 |
■安定感抜群、2個目のGIタイトルを ニホンピロアワーズ ▼積み重ねた実績は今年のメンバーでは最上位。今年4戦して重賞2勝と安定感抜群のニホンピロアワーズ。前走のアンタレスSでは断然人気に推され、タイム差なしの3着と敗れたが、上位2頭とは斤量差もあり悲観する内容ではない。昨年の帝王賞はホッコータルマエの2着。2つ目のGIタイトル奪取を目指す。 |
■他の中央勢も虎視眈々 ムスカテール▼ダート戦は4戦2勝2着1回。2着はホッコータルマエに半馬身差に迫った川崎記念だからムスカテールの砂適性は高いと言って間違いないだろう。前走目黒記念は6着だが、勝ち馬から1馬身差と芝の重賞でも上位争いできる力の持ち主。まだ底を見せていない魅力はある。 ソリタリーキング▼交流重賞の安定株ソリタリーキング。昨年のマーキュリーカップ以降勝ち星はないが、重賞戦線では再三上位争いをしている。 GIレースではもう一歩足りない部分はあるが、初めての大井コースで活路を見出したい。 シビルウォー▼前走は久々、58.5キロの影響もあって敗れたが、ひと叩きして変わり身が見込めそうなシビルウォー。帝王賞は2012年以来になるが交流重賞では実に堅実な成績。上積みに期待したい。 |
市川 俊吾 Shungo Ichikawa [大井トラックマン]大井取材ノート担当 競馬をクールに語る若者は増えてきたが、そういう風の向きとは正反対。常に熱く、のめり込むほどの競馬優先の生活が楽しくて仕方がない。馬券は誰も思いつかない穴馬を思い切り狙う直球勝負。久々に熱を感じる存在だ。プロスポーツでは野球、楽天の大ファン。日刊競馬POGの放談Iとは彼のこと! |
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