2014年12月27日土曜日

特集メール141227


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第60回東京大賞典(GI)
12月29日(月)大井競馬 第10R 16時30分発走  サラ3歳以上 地方・中央選定馬 定量 右回り2000m

※クリックすると前3走の柱が別ウインドウで開きます。
  思えば、今年の地方競馬は躍進の1年だった。中央所属馬のなすがままになっていた地方ダートグレード競走は浦和記念の3着以内独占をはじめとして3勝。1月中山京成杯で川崎所属のプレイアンドリアルが2007年函館2歳S以来の中央芝重賞に勝利など各場所属馬の活躍は目覚しく、それを支える売り上げもどうやら底を打って回復基調に入ったといえそうだ。
 そんな年を締めくくる東京大賞典は今年で60回を数え、大きな転換期を迎えた。国際GI昇格4年目にして初の外国調教馬ソイフェットが来日。国際競走の看板も、これにより一層輝きを放つことになるだろう。
 もちろん、中央地方各地から集まった精鋭たちも例年以上の実績馬揃い。今回フルゲートを埋めた16頭中半数の8頭がダートグレード競走の勝ち馬で、地方重賞をあわせると大多数の計13頭が勝ち馬だ。
 多士済々の好メンバーが集まった今年の東京大賞典。有馬記念の熱気覚めやらぬ翌日の大井ではさらに熱い戦いが繰り広げられること間違いない。〔佐藤 匠〕

■その地位を更に盤石に ホッコータルマエ
▼ドバイで敗れたあと休養に入ったが、JBCを叩いて臨んだ前走チャンピオンズCでは身上のしぶとい競馬で新たな勲章を手に入れたホッコータルマエ。昨年は帝王賞、JBC、東京大賞典と3大レースを制覇し歴代ダート界でも最上位クラスに君臨した実績馬が今年も勢いに乗っての参戦だ。休み明け3戦目の上昇気流に乗ったステップで連覇の可能性は高い。

■飛躍の一年を大賞典制覇で。巻き返す コパノリッキー
▼本年GI3勝、飛躍の年になったコパノリッキー。1番人気に推されたチャンピオンズCでは大敗したがスタートが悪く、終始流れに乗れず参考外。大井コースは帝王賞で経験済みで、距離もJBCで克服。巻き返す可能性十分だ。

■帝王賞馬が、変わり身を ワンダーアキュート
▼今年の帝王賞馬ワンダーアキュート。8歳の今年も衰えはなく、掲示板を外したのはやや忙しかったマイル戦のフェブラリーSだけ。前走はスローペースで後方からの差し馬には厳しい流れだったが、35秒台のあがりで5着と直線の伸び脚は目立っていたし内容は悪くなかった。昨年のリベンジに向け虎視眈々。

■3歳時頂点に立った舞台で再び輝きを クリソライト
▼昨年のJDD覇者クリソライト。その後やや下降線だったが、9月に日本テレビ盃を楽勝し続くJBCも2着と復調を感じられただけに前走の内容にはやや物足りなさが残った。ただ内でもまれて厳しい競馬になったのは事実だし、大井コースで一変も。

■大舞台に向け、上昇カーブ ローマンレジェンド
▼昨年の東京大賞典では発馬のタイミングが合わず本来の力を発揮することができなかったローマンレジェンド。その後半年休養に入ったが、復帰初戦のエルムSで一発回答。再び間隔をあけて臨んだチャンピオンズCではホッコータルマエをとらえ切れなかったものの復活を感じさせる走りだった。前走を叩き、一層の上積みが見込める今回の期待はさらに大きい。2012年以来2度目の東京大賞典制覇に意気揚々。

■史上初の海外馬 ソイフェット
▼東京大賞典が国際交流という看板を掲げてから4年目にして、初の来日馬となったソイフェット。父ティズバッドは耳慣れない種牡馬だが、本場のBCクラシック史上唯一の連覇を果たしたティズナウの全弟にあたる超良血。2000メートルをめっぽう得意にしたその血が太平洋の対岸で騒ぎだす可能性も十分考えられる。ソイフェット自身、昨年米GIオーサムアゲインS3着や、準重賞2勝など米国で8勝の実績がある中堅どころ。日本特有の砂への適性次第で悲願の重賞制覇も夢ではない。帝王賞ジョッキー、デザーモ騎手の手綱捌きにも期待が高まる。

■南関東古馬のエースが中央勢に真っ向勝負 サミットストーン
▼前走、GII浦和記念を制覇したサミットストーン。フリオーソ引退以降の中・長距離交流重賞は中央勢が圧倒的だったがその壁を打ち破ったいま、この馬が南関東の古馬のトップといっても過言ではないだろう。大井2000は大井記念で完璧なパフォーマンスを披露した条件、得意のコースでビッグタイトルを戴冠する。

■その他では
▼南関東のみならず全国にその名を轟かせたハッピースプリント。JDDで僅差の2着で3冠はならなかったがその力は相当なものだ。その後休養に入り、復帰初戦の前走勝島王冠。当然圧倒的な人気におされたが直線伸びを欠いてまさかの5着と敗れてしまった。「馬場もかなり悪かったし、終始プレッシャーをかけられ、初めてもまれる厳しい競馬と色んな要因が重なってしまったのは事実。しっかり修正して巻き返します」とレース後森下調教師は語っていた。前走だけで評価を下げることはできないし、厩舎の力で変わり身を見せてくれるだろう。来年更なる飛躍に向け相手は上がるが期待は大きい。

▼勝島王冠では11番人気と人気はなかったが鮮やかな直線一気で初の重賞制覇となったハブアストロール。「かなり力をつけているのを感じていたし、来年は重賞戦線でと思っていたのですが、勝島王冠で勝ちきるとは嬉しい誤算ですね。」とこちらも師の評価も高かった。一気の相手強化も楽しみだ。



担当:市川 俊吾



市川 俊吾 Shungo Ichikawa
[大井トラックマン]大井取材ノート担当
 競馬をクールに語る若者は増えてきたが、そういう風の向きとは正反対。常に熱く、のめり込むほどの競馬優先の生活が楽しくて仕方がない。馬券は誰も思いつかない穴馬を思い切り狙う直球勝負。久々に熱を感じる存在だ。プロスポーツでは野球、楽天の大ファン。日刊競馬POGの放談Iとは彼のこと!?
佐藤 匠 Takumi Sato
[編集部]調教・データ室担当
 全国競馬場巡りが趣味の大型?(小太り)新人。見た目とは裏腹の年齢と、休みとなれば全国津々浦々カメラ片手に競馬場とフットワークの軽さは度肝を抜く。毎週火曜、地方版配信メールで"佐藤匠のちょっと聞いてよ"を連載中。

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