第36回帝王賞(JpnI) 6月26日(水)大井競馬 第11R 20時10分発走 サラ4歳以上 地方・中央選定馬 定量 右回り2000m ※6月22日現在の想定メンバー ※クリックすると前3走の柱が別ウインドウで開きます。
上半期ダートレースの総決算第36回帝王賞。古馬のダート路線は非常に層が厚く、今年の中央馬の顔ぶれを見てもわかるように出走する6頭全馬がGI勝ちがあるハイレベルな一戦。また、どの馬も出走レースでは崩れておらず、それぞれが自らの路線で着実に実績を重ね、今回大井の舞台で激突する。それぞれが個性的で展開一つでどの馬にもチャンスがあり、ダートグレードでありがちな偏った配当ではなく馬券的にも非常に面白い一戦になりそうだ。地方所属馬はフリオーソが引退したあと、ダートグレードでは分が悪いレースが続いている。地方担当としては今年の帝王賞は好メンバーの盛り上がりの反面寂しさもあるが、現役のトップクラスが集まるオールスター戦は素直に楽しみたいと思う。重たい梅雨空をスカッとかき消すような白熱した熱戦が今から待ち遠しい。 ■2つ目のG�制覇へ ワンダーアキュート ▼昨年のJBCを楽勝し初のGI制覇を飾ったワンダーアキュート。その後は勝ち星こそないが、GIレースへの参戦が続く中、3着は外しておらず高いレベルで安定している。脚質不問でどんな流れでも勝負圏内に食い込んで来るのはやはりトップクラスの証。右回りの2000mは3勝している得意条件。今回は今年のダービージョッキー武豊騎手が手綱をとる。また違った一面を出してくれるかが楽しみだ。 |
■大舞台を目標に、叩いて上昇。 ローマンレジェンド ▼前走のかしわ記念は久々、やや忙しいと思われたマイル戦など厳しい条件も多かったが3着と力を見せたローマンレジェンド。スタートはやや遅く、道中もマイル戦独特の流れに戸惑っていたが、最後は追ってきたテスタマッタを抜かせなかった内容は悲観するものではなく、次走への期待を抱かせる一戦だった。昨年の東京大賞典を制した舞台で二つ目の戴冠を狙う。 |
■破竹の勢い、上昇一途 ホッコータルマエ ▼4連勝でかしわ記念を勝利、一戦ごと強さが増し上昇一途のホッコータルマエ。今年に入っての勢いは今回のメンバーでも一番。以前のもまれ弱さはすっかり解消され、早め早めの競馬で自ら動き勝利をつかむ王道のレース運び。昨年のJDD5着以来の大井参戦だが着実に力をつけ、あの時とは数段パワーアップしているのは明らか。GI連勝の可能性も十分ある。 |
■見限り早計、混戦向きのしぶとさ ハタノヴァンクール ▼平安Sは59キロの影響もあったか最後の伸びを欠いたハタノヴァンクール。ここ2戦にやや物足りなさは残るが、大崩れはしていないし、1月の川崎記念は着差以上に強い競馬。3歳時に比べ脚質にも幅に出ているし、大井の2000mはJDD勝ち、東京大賞典2着と得意の舞台。前がやりあいもつれれば、一気の差し切りも。 |
■抜群の安定感 ニホンピロアワーズ ▼平安Sは斤量差があったにもかかわらず、着差以上の強さを示したニホンピロアワーズ。昨年のJCDは強敵相手に2着に3馬身差をつける完勝劇。勝ち時計も阪神で行われてから最速のもの。古馬になって更に安定感が出て、どんな展開でも崩れない。初めての大井コースだが、4コーナーから一気に加速し長くいい脚を使うこの馬のスタイルは合っていそう。 |
■経験を生かし、一発を狙う テスタマッタ ▼前走のさきたま杯は12年フェブラリーS以来の勝ち星となったテスタマッタ。鞍上の好騎乗も光ったが、ここ数戦も終いは確実に伸びてきていたし衰えは感じない。大井コースは3歳時にJDD勝利を始め3戦1勝3着2回と高い適性を誇るコース。大井をよく知る戸崎Jに導かれ侮れない一頭だ。 |
市川 俊吾 Shungo Ichikawa [大井トラックマン]大井取材ノート担当 競馬をクールに語る若者は増えてきたが、そういう風の向きとは正反対。常に熱く、のめり込むほどの競馬優先の生活が楽しくて仕方がない。馬券は誰も思いつかない穴馬を思い切り狙う直球勝負。久々に熱を感じる存在だ。プロスポーツでは野球、楽天の大ファン。日刊競馬POGの放談Iとは彼のこと! |
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